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watering  水と肥料



 水は乾いたらたっぷりやるというのが、一般的な草花の水やりです。ビオラ・パンジーも例外ではなく、土の表面が乾いて色が変わっているようなら、十分に与えます。特にプラ鉢やポットに入っている株は、水やりを十分にすることで、鉢土の中の空気を新鮮なものに入れ替えることができますので、根の成長も助けます。

 気温の高い時期には、植物体に対する土の量にもよりますが、晴れた日は毎朝、きちんと水やりした方が、間違いがないでしょう。ただ、真夏などは、地温を下げることも考慮して、夕方やった方が良い場合もあります。

 生育適温の20℃くらいに気温が下がってきたら、乾いたらやるようにしましょう。植え替え直後には、乾かないように毎日与えますが、根付いてきたら毎日水やりするより、土が少し乾いた状態の方が根張りがよくなりますから、乾いたらやるという原則に戻って下さい。過湿の状態では、極端に根張りが悪くなります。大きな鉢やプランターなどでは、1週間でも乾かないことがありますが、心配せず乾くまで待ちましょう。

 冬、特に太平洋側などでは空気の乾燥で、土の表面がすぐ乾いてしまいますが、中の土は湿り気があることもあります。水のやりすぎはこの時期、地温の低下を招いて生育を遅れさせますから、土の表面の色が変わっても一日二日はやらない方が良いでしょう。この時期は、たとえ水不足で萎れてしまっても十分に水やりすれば、元通りに回復しますから心配ありません。

 春、気温の上昇とともに生育が盛んになり花盛りになったら、鉢植えのものは晴れた日は毎朝、きちんと水をやります。大鉢やプランターなどで寄せ植えにしているものは、乾いたらやる方が良いでしょう。また、この時期は曇天や雨の続く時、灰色カビ病が発生しやすくなるので、良く晴れた日以外は株に水がかからないように注意しましょう。手入れが良ければ、梅雨時まで咲き続けますが、気温が高くなってからは色んな病気が発生しますので、土の湿りすぎに注意をしなければなりません。


 用土によって、含まれている肥料分は非常に異なるものです。どんな植物についても言えることですが、肥料のことで確実な事が一つあります。植物を育てる上で、最も重要な事なので覚えておいてください。植物は肥料がなくてもまず枯れることはありませんが、肥料が多すぎると、たちまち枯れてしまいます。


 自分で土や肥料を配合して用土を作る人でしたら、その土にどれくらいの肥料分が含まれるかも理解しているでしょうが、市販の用土の場合、特殊なものの他は実際にどれだけ肥料分があるかは、表示されていない場合が多いようです。こんな土を使っている場合、置き肥を使う事は、出来るだけ避けて下さい。

 確実にお勧めできるのは、市販の液肥を使うことです。馴れた方なら、葉の色や成長具合を見て肥料も調整できますが、なかなかそれが判らないようでしたら、生育適温(15〜25℃)の期間には1週間から10日に一度、規定の倍率の液肥を十分与えます。この時、水やりの時のように乾いたら与えるのではなく、まだ土に湿り気が残っている時にやって下さい。土が乾燥しすぎていると水分だけを吸収してしまい、その結果、肥料分が高濃度になってしまうからです。

 冬、気温の低い時、早く成長させようと肥料を与えてしまうことが多いようですが、これは逆効果になりますので、注意して下さい。成長に必要なのは、肥料ばかりではなく、日照と温度です。この二つが確保できないのに肥料だけ与えると、土の中の塩分濃度が上がってしまい、根に障害がでます。この時期は、障害がすぐに見えてこないので、いっそう危険です。特に太平洋側などでは空気が乾燥していますから、塩分濃度も高くなりやすいので、肥料を与える時は、規定の倍の希釈倍率のものを使った方が安全です。

 春、開花が盛んになりましたら、1週間に一度くらいの割合で液肥を与えて下さい。この時期、花がら摘みを兼ねて、株の中を注意深く見て下さい。株元に黄色くなった葉が多くあるようでしたら、チッ素不足です。ビオラ・パンジーは、他の多くの草花と違い、栄養成長を続けながら花を咲かせます。殆どの花用の肥料は、開花を促進するためリン酸が多くなっています。ビオラ・パンジーはチッ素も多く必要としますから、時々、チッ素分の多い観葉植物用の肥料を与えることも、効果が大きいようです。ただ、株元の葉が黄色くなっていないようでしたら、一般の花用の肥料だけで十分です。