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cutback      切り戻し



 春になり夜間の気温が高くなってくるとビオラの茎は急速に育ち、それまでの草姿とはかなり違ったものになってきます。広い場所に植えられている場合はそのままでも良いでしょうが、鉢やコンテナでは切り戻すことでコンパクトな姿を保つことが出来ます。

 伸びてバランスが悪くなったビオラの茎をそのまま切り詰めてしまうと、かなりの確率で枯れてしまいます。これはこの状態になったときには、既に株元に残った葉は老化していて、新しい芽を成長させるに十分な光合成を行えないためです。スミレなどと違って根に養分を貯めないビオラでは、株を維持して成長させるためには、それに見合った元気な葉が必要です。

 でも葉の数を確保して茎を切り戻すとなると、コンパクトな草姿にすることはあきらめなければなりません。そこで、ちょっと工夫をします。それは伸びてしまった茎を無理やり倒して、頂芽優勢(植物では一般的に、茎の先端の芽が優先的に伸びるという性質)を崩してやるのです。ヒモや針金などを使って、倒した茎が再び立ち上がらないようにして、株元に十分光が当たるようにします。鉢植えなどの場合は水切れをさせて、萎れさせると作業が楽にできます。この時、出来るだけ茎頂を低くなるようにします。このまま10日程経つと株元から新しい芽が伸びてきますので、それを確認してから倒しておいた茎を切り取ります。温度の高い時期でしたら、3週間目位から再び開花してきます。